猫のTNR / 保護のご相談


2か月程度までの人馴れの可能性がある仔猫は、なるべく保護して譲渡会などで里親さんに繋げます。

人馴れが難しい成長した野良猫は、不妊去勢手術をして元いた場所に戻す”TNR”の活動をしています。

場合によっては、母猫は不妊手術して仔猫は保護をするという判断もあります。

野良猫が増えて困っている、仔猫を見つけたがどうしようか迷っている、など 是非ご相談ください。

※ 保護猫活動は、行政委託ではありません。補助金や助成金などもありません。

野良猫を助けたいけど費用がかかる、、と躊躇されるかたもいらっしゃいますが、是非助けてあげてください!
小さな命を助けるという貴重な経験で こころが満たされるかと思います。

湘南ネコ33の保護猫活動は、皆様の寄付金 そしてボランティアさん達の協力によって支えられています。


猫の保護


■ 保護対象の猫

原則として生後2ヶ月まで、体重800g以下の仔猫としています。目安としては、片方の手のひらに簡単に乗るくらいの大きさす。

2ヶ月過ぎの仔猫でも、人馴れしているなど状況によっては保護できる場合もありますので、ご相談ください。

また、成猫の場合、ご飯と愛情を貰いながら人との信頼関係が築けている地域猫や、不幸にも捨てられた元飼い猫などは保護猫として受け入れております。 

 

■ 仔猫の持ち込み

あきらかな捨て猫(段ボールに入れられている等)は警察に連絡してください。動物遺棄は犯罪です‼
例えば母親がいない、弱っている などの仔猫を見つけたら出来るだけ早く保護してあげて下さい。
元気で体温が暖かい場合は、お電話で対応後に堤シェルターに連れて来て頂いてます。

仔猫が雨で濡れていたり、水路に落ちて冷えきっていたりする場合は、タオルや温風で充分に乾かし、ホッカイロや70~80度のお湯を入れたペットボトルをタオルで包んで側に置いて、小さい毛布等に包んで暖めてあげてください。

砂糖湯をスプーンやストローで少しずつ口に含ませて応急処置を手早くすませ、動物病院で診てもらってから堤シェルターに連れて来て頂くと、命が助かる可能性が高くなります。 

 

■ 保護の費用

仔猫800g以下で一匹10,000円〜の寄付金で保護しています。

原則800gを越える猫が保護できる施設ではありませんが、状況により特例はあります。

 

保護する猫すべてに健康診断、AIDS・白血病などの検査、ワクチン接種、ノミ・ダニ駆除の最低限の医療を実施しております。

なかには、先天性の大きな病気を患っていたり、重篤な怪我を負っていたりして、多額の医療費がかかる保護猫もいます。

キャットフードや医療費等の値上げ、さらに怪我や病気の猫の保護が増えてきた事に対応する為
子猫の保護委託料は1匹当たり10,000円〜の寄付をお願いさせて頂きます。
ご協力宜しくお願い致します。

 

 


猫のTNR


猫は生後2ヶ月を過ぎると人への警戒心が強くなり、ケージの中で苦痛な思いをしながら大きなストレスを受けることもあります。この様に自由を求める猫にはTNRを実施しております。

TNRとは、Trap(捕まえて)Neuter(不妊去勢手術をして)Return(元の場所に戻す)活動です。

残酷なようですが、人に懐かない猫にとって家猫としての暮らしを強いるのは逆に不幸なことともいえるからです。

捕獲や病院への搬送等、ネコ33ボランティアがお手伝いします。

さくら耳になった猫は一代限りの地域猫ですから、ぜひ皆さんで暖かく見守ってあげてください。

 

■ TNRの流れ

𝟏- 現地調査

野良猫が居る場所には必ずと言っていいほど給餌者がいます。

ご依頼の連絡を頂くと、まずは現地調査を行い、野良猫が餌を食べている場所や餌をあげている方を特定し、TNRのご理解を得られた場合に捕獲を実施します。

 

𝟐- 近隣にお知らせ

捕獲をする前に、ご近所に「こういう理由で捕獲をする」とチラシや張り紙でお知らせし、捕獲日には朝から餌を与えないよう協力を仰ぎます。

 

𝟑- 捕獲器のセットと見張り

野良猫の餌場や通り道に捕獲器をセットします。

外飼いの飼い猫や既に不妊去勢済のさくら耳の野良猫が入ることもあるので、仕掛けた罠に捕まったらすぐに確認できるよう、すこし離れたところで見張ります。捕獲予定の野良猫が捕まったら、暴れて怪我をしないよう捕獲器を布で包み車で運びます。

 

𝟒- 手術病院に搬送

捕獲日の当日か翌日に捕獲器に入れたまま手術する病院へ運びます。

その野良猫が再度捕獲されないために、不妊去勢手術済のしるしである耳先カットを依頼します(さくら猫)。

 

𝟓- 元の場所にリリース

手術が終わったら病院に迎えに行き、元いた場所に戻します。

リリースする前に、捕獲器を開ける場所と方向が安全である事を必ず確認します。

捕獲器を開けると、ほとんどの猫は全力疾走で逃げていきます。

 

■ TNRの費用

【 ご依頼者が給餌者の場合 】

協力病院での不妊去勢手術代として1匹5,000円の程度の寄付をお願いしています。

手術以外に怪我などの治療が必要な場合は別途実費を請求させていただきます。

 

【 ご依頼者と給餌者が違う方の場合 】

ご依頼者と給餌者の方とでご相談のうえ、TNRを実施しご寄付をお願いしております。

 

■ どうぶつ基金

湘南ネコ33は、公益財団法人どうぶつ基金の「さくらねこ無料不妊手術事業」に参加している藤沢市/綾瀬市と協働してTNRを行います。

どうぶつ基金が発行する「さくらねこTNR無料不妊手術チケット」によって行った不妊手術・ワクチン・ノミ駆除薬の費用については、全額どうぶつ基金が負担します。
公益財団法人どうぶつ基金HP

 

 

 

※ 野良猫に給餌をされている皆さんは”迷惑かも”という意識から隠れてやっている方も多いですが、ぜひ続けてあげて下さい。

給餌者さんが外暮らしの猫たちの命の綱なのです!さくら猫となった野良達を、マナーを守りながら見守ってあげてください。

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